鞍懸山(篠山市真南条)
義経が馬に乗ったまま槙ケ峰(467.4メートル)のふもとの社前を通りかかると、急に馬が身震いして立ち止まり、振り落とされそうになった。
老人が現れ、「ここは勝村と言い、春日大明神、加茂大明神、それに八幡大菩薩を氏神としておまつりしています。乗馬のまま通りすぎるとは無礼で、神のたたりがあったのです」と言う。
義経はもっともなことだと鞍から下りた。
そして鞍を解いて木に掛け、改めて武運を祈り、鞍を奉納した。今、この場所は鞍懸山(鞍掛塚、聖塚)と呼ばれている。
参考文献 「駒鞍古跡集」「多紀郷土史考」