木造多聞天立像
もくぞうたもんてんりゅうぞう
 頂きに宝珠を付けた兜を被り、甲を付け、左肘を張って宝珠を捧げ持つ。右手で戟を執り、ややう

つむき加減に邪鬼上に立つ。

 内刳(うちぐ)りのないヒノキ材の一木造りで、頭部、躰部ともに幅と奥行きを充分にとっている。特

に、下半身が太く安定していて重量感がある。目鼻を顔中央に集め、厳しい憤怒の表情をもってい

るが、躰躯との相乗で一段と厳しさを引き立たせている。


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